田舎暮らし、県別での特徴

 

いよいよ本気で田舎暮らしを考えるようになったら、更に具体的な県別のポイントをみて選んでいくことになるでしょう。現地での仕事や景観は勿論重要ですが、永住するなら、それと並んで確認しておきたいの「安全度」です。

 

直接的ですが「犯罪」の少ない県ということなら、島根県、鳥取県の順になっています。ただし、人口千人当たりに換算すると東北地方(秋田県、山形県、岩手県、青森県など)が上位になっています。

 

逆に犯罪の多い県は、大阪府、愛媛県などの大都市になっていますが、大阪府は人口千人当たりの犯罪数でもワースト1位なので、これはポイントダウンでしょう。

 

警察署・交番・派出所の数については、可住地面積100キロ平方メートル当たりでの比較になっていますが、全国1位になっているのは東京都で、大阪府、神奈川県と続き、逆に少ないのは北海道、秋田県、青森県、福島県、岩手県となり、これは人口に比例しているようです。

 

交通事故の少ない県の1位は鳥取県、2位は島根県です。人口10万人当たりの交通事故発生件数でも、島根県、鳥取県の順位です。逆に交通事故の多い県は東京都、大阪府、愛知県と続き、人口10万人当たりの交通事故発生件数は、香川県、宮崎県、群馬県となります。

 

どうも交通事故については、必ずしも都市の規模が事故の件数にはつながっていないようです。公害苦情(環境基本法第2条第3項に定める典型7公害が対象)については、島根県、鳥取県、徳島県という順で少なく、多いのは東京都、愛知県、埼玉県、大阪府、神奈川県などの大都市です。

 

これは仕方のないことで、それだからこそ、田舎暮らしに注目がいっているわけです。これからの生活を決めることなので、しっかり総合的に判断したいものです。